✅ このページの情報について
このページは令和8年度(2026年度)の制度内容をもとに作成しています。令和8年度の申請受付は令和8年6月1日(月曜日)から令和9年3月19日(金曜日)まで実施中です。
予算額に達した時点で受付終了となるため、導入を検討中の方は早めの準備をおすすめします。
最新情報は必ず公式サイトでご確認ください。
→ 令和8年度さいたま市電気自動車等普及促進対策補助金(さいたま市公式)
さいたま市にお住まいの方がV2H(自宅と電気自動車をつなぐ充放電機器)を導入する場合、市の「電気自動車等普及促進対策補助金」を活用できます。令和8年度もV2H充放電機器は補助対象で、上限10万円の補助を個人・事業者ともに受けられます。
このページでは、補助金の金額・申請条件・申請の流れを、初めての方にもわかりやすく解説します。国のCEV補助金との併用方法も紹介しているので、ご自身の検討材料にお役立てください。
👉 埼玉県内の他の自治体の補助金については「埼玉県V2H補助金まとめ」をご覧ください。
さいたま市のV2H補助金とは?対象と金額
さいたま市の「電気自動車等普及促進対策補助金」は、電気自動車(EV)・燃料電池自動車(FCV)・V2H充放電機器の導入費用の一部を市が補助する制度です。市民・事業者の電気自動車等への転換を後押しし、二酸化炭素の排出削減を目的としています。
補助金の上限額(令和8年度)
V2H充放電機器の補助上限は、1台あたり10万円です。電気自動車(EV)の補助金は令和8年度から車種別に区分され、普通自動車は5万円、軽自動車・小型自動車は3万円が上限となっています。V2HとEVを同時に導入する場合は両方申請できます。
| 対象機器 | 補助金上限額(1台あたり) |
|---|---|
| V2H充放電機器 | 10万円 |
| 電気自動車(EV/普通自動車) | 5万円 |
| 電気自動車(EV/軽自動車・小型自動車) | 3万円 |
| 燃料電池自動車(FCV) | 50万円 |
なお、プラグインハイブリッド車(PHEV)は本制度のEV補助金(車両分)の対象外です。V2H充放電機器の補助は車両分の補助とは別枠なので、車両側で補助が受けられない場合でもV2H側で申請できる可能性はあります。詳しい適用条件は申請前に市の窓口へ確認しましょう。
令和8年度の主な変更点
令和8年度の制度で、令和7年度から変わった主なポイントは以下のとおりです。
- EV補助金が車種別に区分(普通自動車5万円/軽・小型自動車3万円)
- 補助対象事業の完了期限:令和9年3月19日まで
- V2Hの実績報告期限:交付決定日〜令和9年3月26日まで
V2H充放電機器の補助上限額(10万円)と予算総額(21,100,000円)は令和7年度から据え置きです。
補助対象となる事業の条件
補助の対象は、市内のご自身が居住する住宅または事業所等への導入です。V2H充放電機器の場合、事業完了日(領収書に記載された領収日)が令和8年4月1日から令和9年3月19日までのものが対象となります。中古品は対象外です。
また、V2H充放電機器は国のCEV補助金(クリーンエネルギー自動車の普及促進に向けた充電・充てんインフラ等導入促進補助金)の補助対象機器として登録されているものに限られます。なお、令和8年度のCEV対象機器が公表される前に申請した場合でも、公表後に交付決定が行われる仕組みです。
申請できる方と機器の条件
さいたま市のV2H補助金は、個人だけでなく事業者も申請できる点が大きな特徴です。ここでは、誰が申請できるのか、どんな機器が対象になるのかを整理します。
対象となる方
申請者は次の3パターンに分かれます。リースで取得する場合の取り扱いも整理しておきましょう。
- 個人(市民):市内に住所を有する方。V2H充放電機器の場合、実績報告書の提出時点で市民であることが条件
- 事業者:市内に事務所または事業所を有する法人・個人事業者。法人登記事項証明書(発行から1年以内)と役員一覧表が必要
- リース取得:申請者はリース会社ではなく、機器を使う使用者本人
個人の方で「これからさいたま市に引っ越す予定」という場合でも、実績報告までに住民票を移していれば申請可能です。検討段階で転居が決まっている方は、スケジュールを整理しておきましょう。
機器の条件
機器は次の3条件をすべて満たす必要があります。
- 未使用品であること:中古品は対象外
- 対象機器であること:国のCEV補助金の対象機器として登録されていること
- 期間内に完了:令和8年4月1日〜令和9年3月19日に事業が完了していること
田中健太
鈴木さおり申請の流れと必要書類
さいたま市の申請手続きは、EV・FCVとV2Hで流れが少し異なります。EV・FCVは「交付申請と実績報告を同時提出」する1段階方式ですが、V2Hは「先に交付申請→工事→後で実績報告」の2段階方式です。順番を間違えないよう注意しましょう。
V2H申請の5ステップ
V2H機器を導入する場合、以下のステップで進めます。
| ステップ | 内容 | 主な書類 |
|---|---|---|
| ① 交付申請 | 業者と契約後、申請書をさいたま市に提出 | 交付申請書・契約書の写し・見積書 |
| ② 交付決定 | 市の審査を経て、交付決定通知が届く | 市からの通知を待つ |
| ③ 設置工事 | V2H機器の設置工事を完了させる | 工事完了後に次へ進む |
| ④ 実績報告 | 工事完了後、実績報告書を市に提出 | 実績報告書・領収書・設置写真 |
| ⑤ 補助金交付 | 審査後、指定口座に補助金が振り込まれる | 振込を待つ |
令和8年度の実績報告期限は、補助金交付決定日から令和9年3月26日までです。年度末は工事業者が立て込みがちなので、設置工事のスケジュールには余裕を持っておきましょう。
申請方法は3通り
さいたま市は次の3つの方法から選んで申請できます。
- 電子申請:さいたま市電子申請システムから提出(マイナンバー認証または商業登記に基づく電子証明書が必要。代行申請は不可)
- 郵送:簡易書留など、到達確認ができる方法で郵送
- 窓口持参:さいたま市役所7階のゼロカーボン推進戦略課に直接持参
📍 申請窓口
さいたま市環境局環境共生部 ゼロカーボン推進戦略課
〒330-9588 さいたま市浦和区常盤6-4-4(さいたま市役所7階)
電話:048-829-1316
FAX:048-829-1991
⚠️ 区役所には申請窓口がありません。さいたま市は10区ありますが、各区役所では申請を受け付けていないためご注意ください。窓口で直接出したい場合は、浦和区の市役所本庁舎まで足を運ぶ必要があります。
田中健太
鈴木さおり必要書類のチェックリスト(個人の場合)
V2H申請では、交付申請時と実績報告時の2回に分けて書類を提出します。それぞれ必要な書類を整理しておきましょう。なお、令和8年度の様式は令和7年度のものとは異なるため、必ず最新の様式を使用してください。
交付申請時に必要な書類
- 交付申請書(様式第1号の2)
- 契約書の写し
- 設置業者が作成した見積書(工事内容と金額の内訳がわかるもの)
- リース契約の場合は賃貸借契約書の写し
実績報告時に必要な書類
- 実績報告書(様式第8号の2)
- 補助対象経費の領収書の写し
- V2H機器の設置が確認できるカラー写真(設置状況と型番がわかる写真の両方)
領収書の宛名が世帯主名と申請者名で違うなど連名の場合は、申請者本人が支払ったことを証明する「支払証明書」を別途用意します。書類の不備で受け付けてもらえないケースもあるので、提出前に市公式サイトのチェックリストで確認しておくのが確実です。
予算超過時はくじ引き抽選になる
さいたま市の補助金は基本的に先着順ですが、同じ日に届いた申請の合計額が予算枠を超えた場合はくじによる抽選が行われます。
閉庁日や業務時間外(夜間など)に届いた申請は、翌開庁日の受付扱いとなります。連休明けは申請が集中しやすく抽選になる可能性が高いため、できるだけ早めに提出するのがおすすめです。
国のCEV補助金との併用について
V2Hの補助金は、国の補助金と自治体の補助金を組み合わせて受けられるのが大きな魅力です。さいたま市の制度は他の補助金との併用ルールが比較的シンプルなので、上手に活用すれば自己負担を大きく減らせます。
国のCEV補助金との併用
さいたま市の公式FAQでは、国や県の補助金との併用は可能と明記されています。国のCEV補助金(令和7年度実績で最大65万円)とさいたま市の補助金(最大10万円)を組み合わせれば、単純計算では合計最大75万円の補助を受けられる可能性があります。
| 補助金の種類 | V2Hの上限額 |
|---|---|
| 国のCEV補助金(令和7年度実績) | 最大65万円(個人宅) |
| さいたま市の補助金(令和8年度) | 最大10万円 |
| 合計(単純計算) | 最大75万円 |
ただし、両方を上限額まで満額受けられるかどうかは、機器代や工事費などの補助対象経費の額によって変わります。実際の交付額は補助対象経費の上限を超えない範囲となるため、業者の見積もりが出た段階で正確な見込み額を確認しましょう。
また、令和8年度のCEV補助金の対象機器・補助額は本ページ公開時点で正式発表前です。さいたま市の補助金は対象機器発表前でも申請を受け付け、発表後に交付決定が行われる仕組みになっています。CEV補助金の最新情報は次世代自動車振興センター公式サイトで確認してください。
👉 国のCEV補助金の詳細は「国のCEV補助金とは?申請方法をわかりやすく解説」で詳しく紹介しています。
さいたま市内の他制度との重複は不可
注意点として、さいたま市の同じ補助対象に対しては、市の他の補助金との重複申請ができないケースがあります。複数の市制度を併用する可能性がある場合は、事前に市の窓口へ確認するのが確実です。
とはいえ、V2H単体での導入なら基本的に「電気自動車等普及促進対策補助金」を使えばよく、迷うケースは少ないでしょう。
👉 補助金の併用ルール全般については「国と市町村のV2H補助金は併用できる?」で詳しく解説しています。
補助金を活用したV2H導入費用のイメージ
補助金額がわかったところで、実際の自己負担額がどれくらいになるかを見てみましょう。V2Hの導入費用は機器代と工事費を合わせて、相場としては80〜200万円と幅があります。
費用と補助金の差し引きシミュレーション
標準的な構成(スタンダードモデルのV2H+標準工事)で、国のCEV補助金が満額交付された場合の試算は以下のとおりです。
| 項目 | 金額の目安 |
|---|---|
| V2H機器本体(スタンダードモデル) | 約100万円 |
| 標準的な設置工事費 | 約30万円 |
| 導入費用合計 | 約130万円 |
| 国のCEV補助金 | ▲最大65万円 |
| さいたま市の補助金 | ▲10万円 |
| 最終的な自己負担 | 約55万円 |
つまり国と市の補助金をフル活用できれば、導入費用の半分以上をカバーできる計算です。とはいえ実際の金額は、選ぶ機器のグレードや住宅の電気工事の状況によって大きく変わります。
👉 費用相場の詳しい解説は「V2H導入にかかる費用の相場」をご覧ください。
業者によって総額に30万円以上の差が出ることも
同じV2H機器であっても、依頼する業者によって総額に30万円以上の差が出ることは珍しくありません。これは仕入れルートや工事費の積算方法、補助金申請代行の有無などが業者ごとに異なるためです。
「補助金で安くなったと思ったら、実は業者の見積もりが高かっただけ」という後悔を避けるためにも、必ず複数の業者から見積もりを取って比較することが大切です。
田中健太
鈴木さおり申請前に知っておきたい注意点
最後に、申請前に押さえておきたい注意点を3つ紹介します。
財産処分の制限がある
補助金を受けてV2H機器を導入した場合、一定期間内に機器を処分(売却・廃棄など)する際には、さいたま市へ財産処分承認申請書を提出する必要があります。処分時には、交付された補助金のうち残存期間に相当する分を返還することになります。
V2H機器のメーカー設計寿命は10年〜15年程度とされていますので、長期使用を前提に検討しましょう。
交付決定前に発注・工事してはいけない
V2Hの場合、市から交付決定通知を受け取る前に発注や工事を始めてしまうと、補助の対象外になります。「契約は急いだ方が早く工事できる」と思いがちですが、流れを守らないと補助金が一切出なくなるので要注意です。
業者によっては申請から工事完了まで手厚くサポートしてくれるところもあるので、見積もり時に補助金申請の経験があるか確認しておくと安心です。
情報は必ず公式サイトで最終確認を
このページで紹介した内容は令和8年度の制度発表時点(2026年6月)の情報にもとづくものです。年度途中で予算消化が早まるケースや、運用上の細かい変更が発生する可能性があります。導入前には必ず以下のさいたま市公式サイトで最新情報をご確認ください。
→ 令和8年度さいたま市電気自動車等普及促進対策補助金(さいたま市公式)
まとめ:さいたま市民は補助金フル活用+相見積もりがカギ
さいたま市のV2H補助金のポイントを整理します。
- 補助上限額:V2Hは1台あたり10万円(令和7年度から据え置き)
- 対象者:個人(市民)と事業者の両方が申請可能
- 申請方法:電子申請・郵送・窓口持参の3通り(区役所では不可)
- 受付期間:令和8年6月1日〜令和9年3月19日(予算消化次第終了)
- 国のCEV補助金との併用:可能で、単純計算で合計最大75万円の支援が見込める
- 注意点:交付決定前の発注・工事は対象外、予算超過時は抽選
令和8年度の申請受付が始まったばかりの今が、見積もり取得と申請準備を進める好機です。補助金は確実にもらうための準備が大切ですが、それ以上に業者選びでの価格差が最終的な負担額を大きく左右します。
「補助金で得したつもりが、業者選びで損していた」とならないよう、複数社から見積もりを取って比較することを忘れずに。
