⚠️ このページの情報について
このページは令和8年度(2026年度)の制度内容をもとに作成しています。令和8年度の申請受付期間は令和8年5月18日(月)〜令和8年12月25日(金)です。
記載内容は2026年4月時点の公式情報に基づいていますが、制度内容は予算消化や年度途中で変更される可能性があります。
最新情報は必ず公式サイトでご確認ください。
→ 令和8年度久喜市ゼロカーボン推進補助金(久喜市公式)
久喜市にお住まいの方がV2H(自宅と電気自動車をつなぐ充放電機器)を導入する場合、市の「ゼロカーボン推進補助金」を活用できます。V2H単体の補助額は5万円ですが、太陽光発電や蓄電池など他の対象機器とあわせて申請すれば、複数機器分の補助を一度に受けることも可能です。
このページでは、補助金の金額・申請条件・申請の流れを、初めての方にもわかりやすく解説します。国のCEV補助金との併用方法も紹介しているので、ご自身の検討材料にお役立てください。
👉 埼玉県内の他の自治体の補助金については「埼玉県V2H補助金まとめ」をご覧ください。
久喜市のV2H補助金とは?対象と金額
久喜市の「ゼロカーボン推進補助金」は、太陽光発電・蓄電池・V2H・電気自動車など、再エネや省エネ機器を導入する個人に対して市が補助を行う制度です。地球温暖化防止と市民のゼロカーボン化推進を目的としています。
補助金の上限額(令和8年度)
V2H(電気自動車等充給電設備)の補助額は1台あたり5万円です。電気自動車・PHVは1台5万円、太陽光発電は6万円、蓄電池は6.5万円など、機器ごとに金額が定められています。令和8年度の補助額は令和7年度から据え置きとなっています。
| 対象機器 | 補助額 |
|---|---|
| V2H(電気自動車等充給電設備) | 5万円 |
| 太陽光発電システム | 6万円 |
| 定置型リチウムイオン蓄電池 | 6.5万円 |
| 電気自動車またはPHV | 5万円 |
| エネファーム | 4万円 |
| エコキュート | 2万円 |
| HEMS | 5千円 |
| ZEH | 20万円 |
たとえばV2Hと太陽光発電を同時に導入すれば合計11万円、さらに蓄電池を加えれば最大17.5万円の補助が受けられる計算です。複数機器を組み合わせることで、市の補助金だけでもまとまった金額を確保できる点がポイントです。
⚠️ ZEHを申請する場合は、太陽光発電・蓄電池・V2Hなど他の対象機器との併用申請ができません。ZEH認定住宅を導入する方は、ZEHの20万円のみの申請となります。
また、V2Hの設置費用または購入費が補助金額(5万円)を下回る場合は補助対象外となります。V2H機器本体の相場は40〜180万円なのでこの条件で外れることはまずありませんが、HEMS(5千円)など補助額が小さい機器では注意が必要です。
補助対象となる事業の条件
補助の対象は、市内の自宅にV2Hを導入する場合です。令和8年度は令和8年3月9日(月)から令和9年3月8日(月)までの期間内に引渡しが完了したものが対象となります。
機器は未使用品(新品)に限られ、中古品やリース物件は対象外です。新築建売住宅に最初から設置されている機器は、未使用品に限り補助の対象として扱われます。
申請できる方と機器の条件
久喜市のV2H補助金は個人のみが対象で、法人は申請できません。事業所への設置を検討している場合は、別の制度を探す必要があります。
対象となる方
申請者は次の条件をすべて満たす必要があります。
- 自己の主たる用のために対象機器を設置・購入する個人(法人は対象外)
- 実績報告書の提出時点で久喜市に住民票がある方
- 前年度までの市税を滞納していない方(生計を一にする家族も含む)
- 過去に同じ機器で補助を受けていない方
「市税の滞納」は申請者本人だけでなく、同居の家族も含めて判定されます。不安がある方は、事前に市の税務課で納税状況を確認しておくと安心です。なお「過去に同じ機器で補助を受けていない」という条件は機器ごとに判定されるため、過去に太陽光発電で補助を受けていてもV2Hで申請することは可能です。
機器の条件
機器は次の3条件をすべて満たす必要があります。
- 未使用品であること:中古品は対象外
- リース物件ではないこと:購入したものに限る
- 期間内に引渡しが完了:令和8年3月9日〜令和9年3月8日に引渡し完了
なお、ZEH認定住宅にリース物件が含まれる場合は、申請前に市の環境課へ確認が必要です。
田中健太
鈴木さおり申請の流れと必要書類
久喜市のゼロカーボン推進補助金は、「着工前申請」「着工後申請」のどちらでも申請が可能です。工事のスケジュールに合わせて柔軟に申請できる点が特徴です。ただし、引渡し日と申請受付期間の両方の条件を満たす必要があります。
V2H申請の流れ(令和8年度)
令和8年度の申請スケジュールは以下のとおりです。
| ステップ | 内容 | 時期(令和8年度) |
|---|---|---|
| ① 機器の引渡し | 対象機器の購入・工事を完了させる(着工前後どちらの順でも可) | 令和8年3月9日〜令和9年3月8日 |
| ② 交付申請書の提出 | 必要書類をそろえて環境課へ提出 | 令和8年5月18日〜12月25日 |
| ③ 抽選 | 申請総額が予算を超えた場合は抽選を実施 | 令和9年1月下旬予定 |
| ④ 交付決定通知 | 交付・不交付の通知が届く | 抽選後 |
| ⑤ 実績報告書の提出 | 領収書・写真などをそろえて提出 | 令和9年3月10日まで |
| ⑥ 交付請求書の提出 | 振込口座を指定して請求 | 令和9年3月31日まで |
| ⑦ 補助金の振込 | 指定口座に補助金が振り込まれる | 請求書受領後1〜1.5ヶ月 |
申請受付期間(5月18日〜12月25日)を過ぎると申請できないため、年内の引渡しを目指す方は早めに見積もりや業者選定を進めておくと安心です。
申請方法は2通り
久喜市は次の2つの方法から選んで申請できます。電子申請には対応していません。
- 郵送:簡易書留・レターパックなど、配達記録が残る方法で送付
- 窓口持参:菖蒲行政センター内の環境課ゼロカーボン推進係に直接持参
📍 申請窓口
久喜市 環境経済部 環境課 ゼロカーボン推進係
〒346-0192 久喜市菖蒲町新堀38番地(菖蒲行政センター内)
電話:0480-85-1111
FAX:0480-85-1788
⚠️ 本庁舎・栗橋・鷲宮の各行政センターでは申請を受け付けていません。窓口で直接出したい場合は、菖蒲行政センターまで足を運ぶ必要があります。郵送の場合も宛先は菖蒲行政センターになります。
田中健太
鈴木さおり必要書類のチェックリスト
V2H申請では、交付申請時と実績報告時の2回に分けて書類を提出します。それぞれ必要な書類を整理しておきましょう。
交付申請時に必要な書類
- 交付申請書(様式第1号)
- 申請機器の契約書(写し)
- 設備・機器の機能や型式等が判別できるカタログ(写し)
契約書にV2Hの導入費用が明記されていない場合は、見積書など金額がわかる書類をあわせて提出する必要があります。
実績報告時に必要な書類
- 実績報告書(様式第6号)
- 機器の領収書(写し)
- 設置完了後のカラー写真
- 引渡し日がわかる書類(写し)
領収書が用意できない場合は、市公式サイトに掲載されている「領収証明書」の参考様式を使用することもできます。引渡し日がわかる書類がない場合は「引渡証明書」の参考様式が利用可能です。
予算超過時はくじ引き抽選になる
久喜市の補助金は先着順ではなく、申請期間終了後に予算を超えた場合は抽選が行われます。申請期間終了後に必ず申請総額と予算を比較し、超過があれば抽選で交付対象を決定する仕組みです。
令和7年度は実際に抽選が実施されました。予算額1,972万円に対して申請総額が2,413.5万円となり、約441.5万円の超過が発生しています。抽選は令和8年1月20日に菖蒲行政センターで行われ、一連番号方式により当選・落選が決定されました。令和8年度も予算額1,972万円で同様の抽選方式が予定されています。
つまり、申請しても必ず補助金がもらえるわけではない点には注意が必要です。補助金ありきで資金計画を組むのではなく、抽選に落ちた場合も想定して予算を組んでおきましょう。
国のCEV補助金との併用について
V2Hの補助金は、国の補助金と自治体の補助金を組み合わせて受けられるのが大きな魅力です。久喜市の制度も国のCEV補助金との併用が可能なので、上手に活用すれば自己負担を大きく減らせます。
久喜市の補助金は、国や県の補助金で特別な制限が設けられていない場合に併用が可能です。国のCEV補助金(V2H充放電設備に対し最大65万円)と久喜市の補助金(5万円)を組み合わせれば、両方の補助を同時に受けられる可能性があります。
| 補助金の種類 | V2Hの上限額 |
|---|---|
| 国のCEV補助金(令和7年度実績) | 最大65万円(個人宅) |
| 久喜市の補助金 | 5万円 |
| 合計(条件をすべて満たした場合の最大値) | 最大70万円 |
ただし注意点が3つあります。
- CEV補助金は公募期間が短く先着順:令和7年度は2025年7月25日〜9月末で受付終了。令和8年度の受付開始時期は2026年3月下旬以降が見込まれていますが、V2H分は別途発表予定です
- CEV補助金は交付決定後の発注・着工が必須:交付決定通知書を受け取る前に発注や工事を始めると対象外になります。久喜市の補助金は着工前後どちらでも申請可能なので、CEV補助金との並行申請を考えるならCEV側のスケジュールに合わせて動くのが安全です
- 実際の交付額は補助対象経費の上限以内:機器代や工事費の合計を超えて補助は受けられません
CEV補助金は申請開始と同時に申し込みが殺到し、短期間で予算消化となるため、利用したい方はあらかじめ業者選定と書類準備を完了させておくのが鉄則です。
👉 国のCEV補助金の詳細は「国のCEV補助金とは?申請方法をわかりやすく解説」で詳しく紹介しています。
市内の他制度との重複は不可
久喜市は太陽光発電+蓄電池の同時設置を対象とした「重点対策加速化事業補助金」も実施しています。ゼロカーボン推進補助金とこの制度は重複申請ができないため、太陽光と蓄電池をまとめて導入する方はどちらが有利か事前に比較検討する必要があります。
とはいえ、V2H単体の申請であれば重点対策加速化事業補助金の対象外なので、このルールは直接関係しません。V2Hを導入するなら基本的に「ゼロカーボン推進補助金」で申請すればOKです。
👉 補助金の併用ルール全般については「国と市町村のV2H補助金は併用できる?」で詳しく解説しています。
補助金を活用したV2H導入費用のイメージ
補助金額がわかったところで、実際の自己負担額がどれくらいになるかを見てみましょう。V2Hの導入費用は機器代と工事費を合わせて、相場としては80〜200万円と幅があります。
費用と補助金の差し引きシミュレーション
標準的な構成(スタンダードモデルのV2H+標準工事)で試算すると、以下のようになります。CEV補助金は機器代の1/2(上限50万円)と工事費(上限15万円)の合算で交付されるため、機器100万円・工事30万円のケースでは約60万円が交付の目安です。久喜市の補助金抽選に当選した場合の試算となります。
| 項目 | 金額の目安 |
|---|---|
| V2H機器本体(スタンダードモデル) | 約100万円 |
| 標準的な設置工事費 | 約30万円 |
| 導入費用合計 | 約130万円 |
| 国のCEV補助金(条件を満たした場合) | ▲約60万円 |
| 久喜市の補助金(抽選当選時) | ▲5万円 |
| 最終的な自己負担 | 約65万円 |
つまり国と市の補助金をフル活用できれば、導入費用の半分をカバーできる計算です。とはいえ実際の金額は、選ぶ機器のグレードや住宅の電気工事の状況によって大きく変わります。さらに久喜市は抽選制、CEV補助金は予算先着順のため、両方の補助が必ず受けられる保証はない点も計算に入れておきましょう。
👉 費用相場の詳しい解説は「V2H導入にかかる費用の相場」をご覧ください。
業者によって総額に30万円以上の差が出ることも
同じV2H機器であっても、依頼する業者によって総額に30万円以上の差が出ることは珍しくありません。これは仕入れルートや工事費の積算方法、補助金申請代行の有無などが業者ごとに異なるためです。
「補助金で安くなったと思ったら、実は業者の見積もりが高かっただけ」という後悔を避けるためにも、必ず複数の業者から見積もりを取って比較することが大切です。久喜市の補助金は5万円ですが、業者選びを間違えると30万円以上の差になることもあるので、補助金以上にこちらの方が金額インパクトは大きいといえます。
田中健太
鈴木さおり申請前に知っておきたい注意点
最後に、申請前に押さえておきたい注意点を3つ紹介します。
抽選に落ちた場合も想定しておく
久喜市は予算超過時に抽選が行われ、令和7年度は実際に抽選が実施されました。申請しても必ず補助金がもらえるわけではないため、市の5万円が外れても問題ない資金計画を組んでおく必要があります。
なお、久喜市と国のCEV補助金は別枠の制度なので、市の抽選に落ちても国の補助金は別途申請可能です(CEV補助金の公募スケジュールが合えば、の話です)。
リース・中古品は対象外
久喜市の補助金は未使用品(新品)の購入に限られます。リース契約や中古品は対象外なので、契約形態を選ぶ前に必ず確認しましょう。新築建売住宅に最初から設置されている場合は、未使用品に限り対象として扱われます。
V2H機器のメーカー設計寿命は10〜15年程度とされていますので、長期使用を前提に検討しましょう。
情報は必ず公式サイトで最終確認を
このページで紹介した内容は2026年4月時点の公式情報にもとづくものです。年度途中で予算消化が早まるケースや、運用上の細かい変更が発生する可能性があります。導入前には必ず以下の久喜市公式サイトで最新情報をご確認ください。
まとめ:久喜市民は他機器との同時申請+相見積もりがカギ
久喜市のV2H補助金のポイントを整理します。
- 補助上限額:V2Hは1台あたり5万円。太陽光・蓄電池など他機器との同時申請で総額を上げられる(ZEHを除く)
- 対象者:個人のみ(法人は対象外)。リース・中古品は対象外
- 申請方法:郵送または窓口持参(電子申請なし)。窓口は菖蒲行政センターのみ
- 申請のタイミング:着工前・着工後どちらでも可(柔軟)
- 国のCEV補助金との併用:可能。ただしCEV補助金は先着順で公募期間が短いため、並行申請には事前準備が必須
- 注意点:先着順ではなく抽選制。市の5万円も必ず交付されるとは限らない
令和8年度の受付期間は令和8年5月18日から12月25日までです。今年度に導入を考えている方は、業者選定と見積もり取得を早めに進めておきましょう。補助金は確実にもらうための準備が大切ですが、それ以上に業者選びでの価格差が最終的な負担額を大きく左右します。
「補助金で得したつもりが、業者選びで損していた」とならないよう、複数社から見積もりを取って比較することを忘れずに。
