所沢市のV2H補助金|令和8年度の制度内容と申請のポイント

所沢市のV2H補助金(スマートハウス化推進補助金)は5万円/基の一律補助+最大33%の加算措置が特徴。太陽光連系不要・新築OKで申請しやすい制度の対象機器・申請方法・国のCEV補助金との併用方法をわかりやすく解説します。
所沢市のV2H補助金

⚠️ このページの情報について

所沢市のV2H補助金は太陽光発電との連系が不要で、新築住宅にも対応しています。1基あたり5万円の一律補助に加え、加算措置(最大33%)を活用すれば最大約6.65万円まで上乗せされます。

令和8年度の申請受付は年4期制(第1期:6月、第2期:9月、第3期:11月、第4期:2-3月)で先着順です。記載内容は2026年5月時点の公式情報にもとづいていますが、予算は期の途中でも消化次第終了します。

最新情報は必ず公式サイトでご確認ください。
令和8年度【家庭用】創エネ・蓄エネ「所沢市スマートハウス化推進補助金」のご案内(所沢市公式)

所沢市にお住まいの方がV2H(自宅と電気自動車をつなぐ充放電機器)を導入する場合、市の「スマートハウス化推進補助金」が活用できます。V2Hは「創エネ・蓄エネ」家庭用補助金のメニューの1つとして組み込まれており、1基あたり5万円(一律・定額)の補助を受けることができます。

所沢市制度の最大の特徴は加算措置(最大33%)太陽光連系が不要・新築OKという申請のハードルの低さです。条件が合えば市の補助は最大約6.65万円まで増え、国のCEV補助金(最大65万円)と併用すれば合計約71万円の支援が見込めます。

このページでは、所沢市の補助金の対象機器・補助金額・申請の流れを、初めての方にもわかりやすく解説します。先着順かつ年度1回限りの制度なので、申請の段取りを早めに把握しておきましょう。

👉 埼玉県内の他の自治体の補助金については「埼玉県V2H補助金まとめ」をご覧ください。

目次

所沢市のV2H補助金とは?対象と金額

所沢市の「スマートハウス化推進補助金」は、太陽光発電・蓄電池・V2Hなどの省エネ・再エネ機器を住宅に導入する個人に対して市が補助金を交付する制度です。地球温暖化対策と再生可能エネルギーの普及を目的としています。V2Hは「創エネ・蓄エネ」家庭用補助金の対象項目の1つとして組み込まれています。

補助金の上限額(令和8年度)

V2H充給電設備の補助額は1基あたり5万円(一律・定額)です。設置費用の額にかかわらず一律5万円が交付されます。他の対象機器と組み合わせて申請することも可能です。

区分対象機器補助金額
充給電設備・自動車V2H(エコカー充給電設備)5万円/基(一律)
充給電設備・自動車EV(電気自動車)5万円/台(一律)
充給電設備・自動車FCV(燃料電池自動車)5万円/台(一律)
創エネ・蓄エネ太陽光発電システム3万円/kW(上限15万円)
創エネ・蓄エネ蓄電池3万円/kWh(上限24万円)
創エネ・蓄エネコージェネレーションシステム(エネファーム)5万円/件(一律)
エコハウスZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)10万円/件(一律)

たとえばV2HとEVを同時に導入すれば、合計10万円の補助が受けられる計算です。創エネ・蓄エネ機器(太陽光・蓄電池等)との同時申請も可能で、エコハウス区分(ZEH等)と組み合わせれば全体で最大で数十万円規模の補助が見込めます。

加算措置で最大33%上乗せ 3つの条件を満たすと、基本5万円が最大約6.65万円まで増額 基本額 V2H補助の定額分 5.00万円 +10%加算 18歳未満の子を含む三世代同居 5.50万円 +5,000円 +3%加算 市内の登録小規模事業者を利用 5.65万円 +6,500円 +20%加算 再エネ50%以上の電力プラン契約 6.65万円 +16,500円 3条件すべて達成 最大加算率 +33% 最大 約6.65万円 → 1.65万円のお得! ※ 加算は基本額5万円に対する積み上げ計算(小規模事業者と再エネプランは申請時に書類添付が必要)。 ※ 該当条件が1つだけでも加算されます。複数条件に該当する方は忘れずに申請しましょう。

加算措置で最大33%の上乗せが受けられる

所沢市の補助金で見落とせないのが「加算措置」です。一定の条件を満たすと、補助金額に最大33%の上乗せが受けられる仕組みになっています。V2Hなら基本額5万円が最大約6.65万円まで増える計算で、所沢市の制度を活用するうえでぜひ押さえておきたいポイントです。

加算条件加算率
18歳未満の子を含む三世代が同居している+10%
「小規模事業者」を利用して工事を実施する+3%
再生可能エネルギー比率50%以上の電力プランを契約している+20%
3条件すべて該当した場合の最大加算率+33%

「小規模事業者」とは、市が事前に登録した従業員20名以下の市内施工事業者のことで、市の公式サイトで一覧が公開されています。地元の工務店や電気工事店を選ぶだけで3%の加算が受けられるうえに、市内経済の活性化にもつながるので、業者選びの選択肢として検討する価値があります。

「再エネ50%以上の電力プラン」は、契約中の電力会社の電源構成で判定されます。自宅の太陽光発電とは関係なく、電力会社のプラン側で再エネ比率50%以上であることが条件です。「再エネ100%プラン」などのメニューを契約していれば該当します。

田中健太
加算措置って後から「やっぱり該当してました」って申請できるんですか?
鈴木さおり
加算は申請時に必要書類を添付する形だから、後から追加するのは難しいの。三世代同居なら住民票、再エネプランなら直近の電気料金請求書が必要だから、申請前にチェックしておくのが大事だよ。

補助対象となる事業の条件

令和8年度の対象事業は、令和8年4月1日から令和9年3月19日までに取得したV2H充給電設備です。取得日は領収書に記載された領収日で判定されます。機器は新品に限られ、中古品やリース物件は対象外です。

所沢市のV2H補助金には、川越市のような「太陽光発電との連系」を求める要件はありません。太陽光発電が無くてもV2H単体での申請が可能で、新築住宅と同時に導入するケースでも対象になります。これは所沢市制度のハードルが低い大きな特徴です。

ただし、申請は1世帯につき年度内1回までです。エコハウス・創エネ・蓄エネ・V2Hを複数組み合わせて申請する場合は、申請書を1枚にまとめて1回でまとめて提出する必要があります。

申請できる方と機器の条件

所沢市のスマートハウス化推進補助金(家庭用)は個人のみが対象で、法人や事業者は本制度の家庭用区分での申請はできません(事業所等への設置を検討している場合は事業者用の制度が別途あります)。

対象となる方

申請者は次の条件をすべて満たす必要があります。

  • 自ら居住する市内の住宅にV2Hを設置する個人
  • 補助金の申請時に設置場所に住民登録されている方
  • 市税等に滞納がない方
  • 同一の補助対象物について、所沢市の他の補助を受けない方

注意したいのが「住民登録」の要件です。新築の場合、必ず住民登録を設置(建築)場所に移してから申請する必要があります。引っ越し前のV2H設置は補助対象外になるため、新居の引き渡しと住民票異動のスケジュールには余裕を持っておきましょう。

市税の滞納については、市民税だけでなく固定資産税や軽自動車税など市が課税するすべての税目で滞納がないことが条件です。納期が過ぎてから納税した場合は、システムへの反映に時間がかかるため、領収印が押された納付書の写しを添付するよう求められる場合があります。

機器の条件

V2H充給電設備として認められるには、次の3条件をすべて満たす必要があります。

  • 新品であること:中古品は対象外
  • 国の補助事業の対象機器として「次世代自動車振興センター」に登録されていること
  • 取得日(領収日)が令和8年4月1日から令和9年3月19日までのもの

2つ目の「次世代自動車振興センターの登録機器」とは、国のCEV補助金で対象として登録されている製品のことです。市場で販売されているニチコン製・パナソニック製・デンソー製などの主要V2Hはほとんどが対象に含まれているので、実務上はあまり気にする必要はありません。ただし業者選定前に念のため公式リストで確認しておくと安全です。

⚠️ 法人契約・リース契約は対象外です。V2H機器をリースで導入する場合や、法人名義で契約する場合は本制度の対象になりません。あくまで個人による自己所有での購入が条件となります。

田中健太
新築の家にV2H付ける場合、住民票はいつ移せばいいんですか?
鈴木さおり
申請の時点で新居に住民登録が移ってる必要があるよ。所沢市は事後申請だから、工事完了→住民票を新居に異動→申請って流れになる。引っ越しと工事完了のタイミングを業者さんと相談しておくとスムーズだね。

申請の流れと必要書類

所沢市のV2H補助金は、取得後(事後申請)の方式です。先に機器の購入・設置を完了させ、領収書や設置写真などを揃えてから提出する流れになります。さらに令和8年度は年4期の受付期間が設けられており、各期内で先着順に審査されます。

所沢市の申請スケジュール(令和8年度)

令和8年度は次の4回に分けて申請受付が行われます。

受付回申請期間
第1期令和8年6月1日(月曜)〜6月30日(火曜)
第2期令和8年9月1日(火曜)〜9月30日(水曜)
第3期令和8年11月2日(月曜)〜11月30日(月曜)
第4期令和9年2月1日(月曜)〜3月19日(金曜)

⚠️ 期ごとの予算配分ではなく、年度予算が共通です。期の途中で予算に達した時点で、その時点で令和8年度の申請受付は終了となります。第1期で予算がなくなれば、第2期以降の申請は受け付けられません。

申請から補助金交付までの流れは次のとおりです。

ステップ内容
① 機器選定・見積取得業者にV2H機器の見積もりを依頼。補助要件に合致する機器か確認する
② 契約・施工業者と契約しV2Hを設置。領収書を必ず受け取る
③ 補助金の申請受付期間内に申請書類一式を窓口持参または郵送で提出
④ 補助金交付決定市の審査を経て、概ね受付から1か月程度で「補助金交付決定通知書」が届く
⑤ 補助金の振込交付決定通知の発送後、概ね1か月程度で指定口座に振り込まれる

所沢市のV2H補助は事後申請のため、「先に工事を完了させてから申請する」というシンプルな流れです。後ほど解説する国のCEV補助金は逆に「交付決定後に発注・工事」が必須なので、両方の補助を狙う場合はCEV補助金のスケジュールに合わせる形になります。

申請方法は窓口持参か郵送

申請方法は窓口持参または郵送の2通りです。電子申請には対応していません。

  • 窓口持参:市役所5階のマチごとエコタウン推進課窓口に直接提出(市役所閉庁時を除く)
  • 郵送:〒359-8501 所沢市並木1-1-1 所沢市環境クリーン部マチごとエコタウン推進課 スマートハウス化推進補助金担当 宛

郵送の場合、申請日は消印日ではなく市への到達日で判定されます。受付終了後に市役所へ到達した申請書類は受付できないため、お急ぎの場合は窓口持参が確実です。郵送による事故等の責任は市が負わないとされているので、書留など追跡できる方法での発送が推奨されています。

📍 申請窓口

所沢市環境クリーン部 マチごとエコタウン推進課

〒359-8501 所沢市並木1-1-1(市役所高層棟5階)

電話:04-2998-9133/FAX:04-2998-9394

メール:a9133@city.tokorozawa.lg.jp

必要書類のチェックリスト

V2H申請で必要となる主な書類は以下のとおりです。市の公式サイトから様式をダウンロードできます。

  • 所沢市スマートハウス化推進補助金交付申請書兼請求書(様式第2号)
  • 交付申請(請求)額計算書
  • 事業概要書(V2H用):製品型式・メーカー名・取得年月日などを記入
  • 事業内容が確認できる契約書の写し(双方の押印があるもの)
  • 機器費・工事費等の内訳が分かる見積書の写し
  • 領収書の写し(事業者の押印あり、申請者宛て)
  • 設置状態を示すカラー写真(V2H本体・充給電ケーブル)
  • 機器の性能を証する書類(カタログ等の写し)
  • 対象要件の製品が施工されたことが分かる書類(納品書・保証書等の写し)

契約書には工期・金額・施工場所の記載が必要で、契約者と申請者が一致していることが必須です。連名契約の場合は、契約者に申請者本人が含まれていれば問題ありません。

加算措置の適用を受ける場合は、別途次の書類が必要です。

  • 三世代同居加算:住民票原本+世帯構成員の続柄に関する届出(別紙1-2号)
  • 再エネ50%以上電力プラン加算:直近の電気料金請求書の写し+電源構成(再エネ比率)の表示がある書類の写し

先着順なので早めの申請が鉄則

所沢市の補助金は先着順で、申請額が予算に達した時点で受付終了となります。川越市のような抽選制ではないため、予算が残っていれば申請順に交付決定が下りる仕組みです。

令和7年度の実績では、所沢市単独補助の予算執行率が令和8年2月時点で約98%に達しており、年度末を待たずに枠が埋まる傾向にあります。令和8年度も同様の混雑が予想されるため、第1期(6月)または第2期(9月)の早い段階での申請をおすすめします。

田中健太
先着順って書類不備で再提出してたら間に合わなくなりそうですね…。
鈴木さおり
そうなの。書類が揃ってないと受付してもらえないし、不備があると審査が止まっちゃう。市の公式サイトのチェックリストで提出前に必ず確認すること、それと申請受付期間の初日に出すくらいの気持ちで動くのが安全だよ。

国のCEV補助金との併用について

V2Hの補助金は、国の補助金と自治体の補助金を組み合わせて受けられるのが大きな魅力です。所沢市の制度も国のCEV補助金との併用が可能で、上手に活用すれば自己負担を大きく減らせます。

所沢市民がV2H導入で使える補助金 市の補助は最大約6.65万円・国のCEV補助金との組み合わせで自己負担を圧縮 国のCEV補助金 V2H充放電設備 最大65万円 (令和7年度実績) ○ 主役の補助金 所沢市の補助金 V2H充給電設備 5万円 + 加算最大33% (基本5万円・加算で最大約6.65万円) ○ 上乗せできる 特徴 窓口・郵送で申請 個人のみ・家庭用 先着順(年4期制) 太陽光連系不要・新築OK ○ 申請しやすい制度 合計の支援イメージ 国のCEV補助金(最大65万円)+ 所沢市最大約6.65万円 最大約71万円の支援を受けられる 所沢市民がV2H導入で使える補助金 市の補助最大約6.65万円+国のCEV補助金で自己負担を圧縮 国のCEV補助金 V2H充放電設備 最大65万円 (令和7年度実績) ○ 補助金の主役 所沢市の補助金 V2H充給電設備 5万円 + 加算最大33% (基本5万円・加算で最大約6.65万円) ○ 上乗せできる 所沢市制度の特徴 窓口・郵送の2通り(電子申請なし) 個人のみ・家庭用(先着順) 太陽光連系不要・新築OK ○ 申請しやすい制度 合計の支援イメージ 国65万円+市 約6.65万円 最大約71万円の支援が見込める

国+市の補助金は併用可能

国のCEV補助金(V2H充放電設備に対し最大65万円)と所沢市のV2H補助金(5万円)は、それぞれ別の制度として申請でき、両方の補助を同時に受けられます。さらに加算措置をフル活用すれば、市の補助は最大約6.65万円まで上乗せされます。

補助金の種類V2Hの上限額
国のCEV補助金(令和7年度実績)最大65万円(個人宅)
所沢市の補助金(基本額)5万円(一律)
所沢市の補助金(加算措置フル活用時)約6.65万円
合計(条件をすべて満たした場合の最大値)約71.65万円

合計70万円前後の支援を受けられれば、V2H機器代と工事費の合計130万円のうち半分以上をカバーできる計算です。所沢市単独の補助は5万円とコンパクトですが、国のCEV補助金と組み合わせれば自己負担を大きく圧縮できます。

CEV補助金との併用で押さえるべき注意点

国のCEV補助金は所沢市の制度とルールが大きく異なります。とくに次の3点は事前に押さえておく必要があります。

  • CEV補助金は公募期間が短く先着順:例年予算消化が早く、短期間で締め切られるケースが多いため、令和8年度の公募開始時期は2026年5月時点で公式発表待ちです
  • CEV補助金は交付決定後の発注・着工が必須:交付決定通知書を受け取る前に発注や工事を始めると対象外になります。所沢市の制度(事後申請)とは順序が真逆なので注意が必要です
  • 実際の交付額は補助対象経費の上限以内:機器代や工事費の合計を超えて補助は受けられません

とくに重要なのが2つ目の「順序の違い」です。所沢市のV2H補助金は工事を完了させてから申請する仕組みですが、CEV補助金は交付決定 → 発注 → 工事 → 実績報告という順序を必ず守る必要があります。両方の補助を狙うなら、CEV補助金のスケジュールに合わせて動くのが基本です。

⚠️ 「CEV補助金の交付決定 → 工事完了 → 所沢市の補助金申請」という流れが基本です。先に工事を済ませてしまうとCEV補助金が一切もらえないため、業者と申請スケジュールを綿密に擦り合わせることが大切です。

👉 国のCEV補助金の詳細は「国のCEV補助金とは?申請方法をわかりやすく解説」で詳しく紹介しています。

埼玉県の補助金との関係

埼玉県も「家庭における省エネ・再エネ活用設備導入補助金」などの制度を実施していますが、県の補助金は国の補助金との併用が原則できない点に注意が必要です。V2HのCEV補助金(国)を活用する方は、県の補助金との併用ができないため、いずれかを選択する必要があります。

金額面で見ると、国のCEV補助金(最大65万円)の方が県の補助金よりも大幅に有利なケースがほとんどなので、V2H導入では国のCEV補助金+所沢市の補助金(5万円+加算)の組み合わせが基本戦略となります。

👉 補助金の併用ルール全般については「国と市町村のV2H補助金は併用できる?」で詳しく解説しています。

田中健太
CEV補助金と所沢市の補助金で順番が逆って、ややこしいですね…結局どう動けばいいんですか?
鈴木さおり
シンプルに言うと「CEV補助金の公募が始まったら申請→交付決定もらう→工事する→工事終わったら所沢市にも申請」って流れになるよ。CEV補助金の交付決定が出る前に絶対工事しちゃダメっていうのだけ覚えておけば大丈夫。

補助金を活用したV2H導入費用のイメージ

補助金活用で自己負担はどう変わる? スタンダードV2H+標準工事の場合(所沢市・両補助金が満額交付された前提) ① 導入費用の合計 130万円 機器100万+工事30万 補助金を差し引く ② 国のCEV補助金 ▲約60万円 ③ 所沢市の補助金 ▲5万円 ④ 最終的な自己負担 約65万円 → 130万円の半分に! ※ 所沢市の補助金は令和8年度、国のCEV補助金は令和7年度実績にもとづくシミュレーション。機器グレード等で金額は変動します。 ※ 国のCEV補助金は2025年度実績で上限65万円(個人宅)。詳細は次世代自動車振興センター公式を確認。 ※ 所沢市は加算措置(最大33%)を活用すると市の補助は最大約6.65万円まで増加します。 導入費用・自己負担 国の補助金 市の補助金

補助金額がわかったところで、実際の自己負担額がどれくらいになるかを見てみましょう。V2Hの導入費用は機器代と工事費を合わせて、相場としては80〜200万円と幅があります。

費用と補助金の差し引きシミュレーション

標準的な構成(スタンダードモデルのV2H+標準工事)で試算すると、以下のようになります。なお、これは国のCEV補助金が満額交付された場合の数値です。

項目金額の目安
V2H機器本体(スタンダードモデル)約100万円
標準的な設置工事費約30万円
導入費用合計約130万円
国のCEV補助金(条件を満たした場合)▲約60万円
所沢市の補助金(基本額)▲5万円
最終的な自己負担約65万円

つまり国と市の補助金をフル活用できれば、導入費用の半分をカバーできる計算です。さらに加算措置(最大33%)を活用できれば市の補助は約6.65万円まで増えるので、自己負担はさらに圧縮できます。実際の金額は選ぶ機器のグレードや住宅の電気工事の状況によって大きく変わります。

👉 費用相場の詳しい解説は「V2H導入にかかる費用の相場」をご覧ください。

業者によって総額に30万円以上の差が出ることも

同じV2H機器であっても、依頼する業者によって総額に30万円以上の差が出ることは珍しくありません。これは仕入れルートや工事費の積算方法、補助金申請代行の有無などが業者ごとに異なるためです。

所沢市の場合、市の補助は5万円(加算措置含めても最大約6.65万円)とコンパクトなので、業者選びでの価格差の方がはるかに大きなインパクトを持ちます。「補助金で安くなったと思ったら、実は業者の見積もりが高かっただけ」という後悔を避けるためにも、必ず複数の業者から見積もりを取って比較することが大切です。

所沢市民の場合、加算措置の「小規模事業者」に登録された市内業者を選べば3%加算が受けられるという選択肢もありますが、価格そのものが他社より大幅に高ければ意味がありません。地元業者を含めて複数社の見積もりを比較したうえで、総額・サポート・加算措置のバランスで判断するのが賢明です。

田中健太
最初に1社だけに見積もりお願いしたら、工事費だけで40万円超えてびっくりしました…これって普通なんですか?
鈴木さおり
私のときも1社目はけっこう高かったよ。3社くらい比べたら、機器代と工事費の合計で30万円以上違うところもあったの。補助金もらっても、業者選びを間違えると意味なくなっちゃうから、絶対に複数社で比べた方がいいよ。

申請前に知っておきたい注意点

最後に、申請前に押さえておきたい注意点を4つ紹介します。

同一年度内の申請は1世帯1回まで

所沢市のスマートハウス化推進補助金は1世帯につき年度内1回までしか申請できません。V2H・太陽光発電・蓄電池・ZEHなどを複数組み合わせて導入する場合は、申請書を1枚にまとめて1回でまとめて提出する必要があります。

「先にV2Hだけ申請して、後で太陽光を追加申請」という分割はできないため、同年度内に複数機器を導入する予定がある方は、業者と工程を調整して可能な限りまとめて申請するのがおすすめです。

5年間の財産管理義務がある

所沢市の補助金を受けると、事業を完了した日から起算して5年間、設備を適切に管理する義務が発生します。この期間中に補助対象機器を譲渡・貸付・交換・担保提供・取り壊し(廃棄含む)することは原則できません。

これらの行為が必要になった場合は事前に「廃止等届出書(様式第10号)」の提出が必要で、交付された補助金の全部または一部を加算金とあわせて返還することになります。

V2H機器のメーカー設計寿命は10〜15年程度なので、通常の使い方で問題になることはまずありません。ただし「数年で家を売却する予定」「リース物件のように途中で取り外す可能性がある」という方は事前確認が必要です。リース・中古品はそもそも補助対象外なので、購入による設置を前提に検討しましょう。

法人契約・リース契約は対象外

本制度の家庭用区分は個人による自己所有での購入のみが対象です。法人名義での契約や、リース会社所有のV2Hを利用する形態では補助を受けられません。

近年は「初期費用ゼロ円V2H」のようなリース型サービスも登場していますが、これらは本制度の対象外となるため、補助金を活用したい方は購入を前提に検討する必要があります。事業者用や事業所への設置を検討している場合は、市の事業者向け制度(事業者用スマートハウス化推進補助金)が別途用意されているので、そちらを確認しましょう。

情報は必ず公式サイトで最終確認を

このページで紹介した内容は2026年5月時点の公式情報にもとづくものです。年度途中での予算消化や運用変更の可能性もあります。導入前には必ず以下の所沢市公式サイトで最新情報をご確認ください。

令和8年度【家庭用】創エネ・蓄エネ「所沢市スマートハウス化推進補助金」のご案内(所沢市公式)

まとめ:所沢市民は加算措置の活用+早期申請がカギ

所沢市のV2H補助金のポイントを整理します。

  • 補助上限額:V2Hは1基あたり5万円(一律・定額)。加算措置を活用すれば最大約6.65万円まで上乗せ可能
  • 対象範囲:太陽光発電との連系は不要・新築住宅も対象。所沢市制度のハードルは比較的低い
  • 対象者:個人のみ(法人・リース契約は対象外)
  • 申請方法:窓口持参または郵送(電子申請なし)
  • 申請のタイミング:取得後(事後申請)。年4期制で予算がなくなり次第終了する先着順
  • 国のCEV補助金との併用:可能。最大65万円+市の最大約6.65万円で合計約71万円
  • 注意点:1世帯年度1回のみ、5年間の財産管理義務、書類不備で受付されない

所沢市の補助金で最大限お得に活用するカギは加算措置です。三世代同居・小規模事業者の利用・再エネ50%以上の電力プランのうち該当するものがあれば、忘れずに申請時に書類を添付しましょう。とくに「小規模事業者」は業者選びの段階で意識しておく必要があるため、見積もり依頼時に「所沢市の登録事業者ですか?」と確認しておくとスムーズです。

そして所沢市は先着順かつ年度1回限りの制度なので、書類の準備不足で再提出になると貴重なチャンスを逃しかねません。受付期間の初日に提出するくらいの余裕を持って準備を進めましょう。

また、市の補助5万円より遥かにインパクトが大きいのが業者選びによる価格差です。同じV2H機器でも業者によって総額に30万円以上の差が出ることは珍しくないため、必ず複数社から見積もりを取って比較することを忘れずに。「補助金で得したつもりが、業者選びで損していた」とならないよう、見積もり取得を後回しにしないことが大切です。

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