⚠️ このページの情報について
このページは令和8年度(2026年度)の制度内容をもとに作成しています。補助金は地域電子マネー「クマPAY」で交付される点が、他市にはない熊谷市ならではの特徴です。
申請受付は予算に達し次第終了の先着順なので、設置を予定している方は早めに準備を進めましょう。記載内容は2026年5月時点の公式情報に基づいており、年度途中で予算消化や運用変更の可能性があります。
最新情報は必ず公式サイトでご確認ください。
→ 令和8年度電気自動車充給電設備(V2H)設置費補助金(熊谷市公式)
熊谷市にお住まいの方がV2H(自宅と電気自動車をつなぐ充放電機器)を導入する場合、市の「電気自動車充給電設備(V2H)設置費補助金」を活用できます。補助上限は5万円で、補助金は地域電子マネー「クマPAY」で交付される仕組みになっています。
熊谷市の制度は、設置完了後に申請する事後申請型です。先に契約・工事を進めても問題ないため、業者とのスケジュール調整は比較的しやすい一方、補助額は他市より低めなので、国のCEV補助金との併用や業者選びがより重要になります。
このページでは、熊谷市の補助金の対象機器・補助金額・申請の流れを、初めての方にもわかりやすく解説します。国のCEV補助金との併用方法もまとめているので、ご自身の検討材料にお役立てください。
👉 埼玉県内の他の自治体の補助金については「埼玉県V2H補助金まとめ」をご覧ください。
熊谷市のV2H補助金とは?対象と金額
熊谷市の「電気自動車充給電設備(V2H)設置費補助金」は、市内の住宅にV2H機器を設置した方に対し、市が補助金を交付する制度です。省エネルギー対策と地球温暖化対策の推進を目的としており、補助金は地域電子マネー「クマPAY」で支給される点が大きな特徴です。
補助金の上限額(令和8年度)
熊谷市のV2H補助金は、補助対象経費(消費税抜き)の100分の5(5%)の金額が交付されます。1,000円未満は切り捨てで、上限は1世帯あたり5万円です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 補助率 | 補助対象経費(税抜)の5% |
| 上限額 | 1世帯あたり5万円 |
| 切捨て | 1,000円未満は切捨 |
| 交付方法 | 地域電子マネー「クマPAY」 |
たとえば補助対象経費が税抜100万円のV2H導入なら5万円(上限満額)、税抜80万円なら4万円が交付額です。経費比例で計算されるため、補助対象経費が100万円以上なら基本的に上限の5万円が満額交付される計算になります。
「クマPAY」で交付されるという熊谷市ならではの特徴
熊谷市の補助金で他市と最も大きく違うのが、補助金が現金(口座振込)ではなく、地域電子マネー「クマPAY」で交付される点です。クマPAYは熊谷市内の加盟店でのみ利用できるキャッシュレス決済で、市内経済の活性化を兼ねた仕組みになっています。
そのため、補助金の使い道は熊谷市内のクマPAY加盟店での買い物や飲食などに限定されます。市外で使ったり、現金として引き出したりはできない点に注意が必要です。一方で、ふだんから市内で買い物をする方にとっては、生活費の一部として活用しやすい側面もあります。
クマPAYを受け取るには、申請時点でLINEアプリ内の「クマぶら」からクマPAY会員登録を完了している必要があります。登録自体は無料で、スマートフォンとLINEアカウントがあればすぐ手続きできるため、申請を検討している方は早めに登録しておきましょう。
補助対象となる事業の条件
令和8年度の対象は、令和8年4月1日から令和9年3月31日までに設置された未使用のV2H機器です。中古品やリース物件は対象外で、新規購入の新品に限られます。
また、対象となる経費は次の2つの合計額(消費税抜き)です。
- V2H充給電設備を構成する機器の購入費
- V2H充給電設備の設置に係る工事費
機器代と工事費の両方が補助対象となるため、設置費用の総額がそのまま計算ベースになります。なお、本補助金の交付は1世帯につき1回限りです。過去に同じ補助金を受けている場合は再申請できないため注意しましょう。
申請できる方と機器の条件
熊谷市のV2H補助金は、市内の住宅に居住する個人が対象です。ここでは申請できる方の条件と、対象となるV2H機器の要件を整理します。
対象となる方
申請者は次の条件をすべて満たす必要があります。
- 市内の住宅(住民基本台帳の登録地)に未使用のV2H機器を設置したかた
- 設置住宅が共有・他人所有の場合は、全所有者の同意を得ていること
- 建築物および敷地が建築基準法・都市計画法等に違反していないこと
- 市税等(国民健康保険税を含む)の滞納がないこと
- V2H機器を管理年数(6年)以上使用すること
- 市が協力を求めた場合、設置したV2H機器の運転データを提供できること
「市税の滞納がないこと」は申請者本人の確認項目です。市税には市・県民税、固定資産税、軽自動車税、国民健康保険税などが含まれます。1つでも未納があると交付を受けられないため、不安がある方は事前に納税状況を確認しておきましょう。
また、補助金を受けたV2H機器は6年以上の使用が義務付けられている点にも注意が必要です。期間内に売却・廃棄などを行う場合、補助金の返還を求められる可能性があります。長期使用を前提に検討しましょう。
機器の条件
対象となるV2H機器は、次の条件を満たすものです。
- 電気自動車等に搭載された電池から家庭に電力を供給できる機能を有すること
- 一般社団法人次世代自動車振興センターのV2H充放電設備の補助対象機器に登録があること(または同等と市長が認めるもの)
- 未使用品(新品)であること
条件のなかで重要なのが、国のCEV補助金の対象機器リストに登録されているかどうかです。ニチコン・デンソー・オムロンといった主要メーカーの現行モデルであればほぼ問題ありませんが、申請前に業者へ確認しておくと安心です。
クマPAY会員登録が事前に必要
熊谷市の制度で見落としがちなのが、申請時点でクマPAYの会員登録が完了していなければならないことです。登録は次の手順で行います。
- スマートフォンにLINEアプリをインストール
- 熊谷市公式LINEアカウント「クマぶら」を友だち追加
- クマぶら内のメニューからクマPAY会員登録
- 16桁のクマPAYカード番号を控える(申請書に記入が必要)
申請書には、申請者本人名義のクマPAYカード番号と登録電話番号を記入する必要があります。家族の番号で代用したり、複数人で登録を共有したりはできないため、申請者ご本人がスマートフォンで登録手続きを行いましょう。
田中健太
鈴木さおり申請の流れと必要書類
熊谷市のV2H補助金は「設置完了後に申請する」事後申請型です。先に契約・購入・工事を進めても問題なく、設置が完了して領収書がそろってから申請する流れになります。事前に交付決定を待つ必要がないため、業者とのスケジュール調整は他市より柔軟です。
V2H申請の流れ(事後申請型)
申請は次の流れで進みます。
| ステップ | 内容 | 主な書類・準備 |
|---|---|---|
| ① 業者選定・契約 | 業者から見積もりを取り、契約・発注 | 見積書・契約書 |
| ② 設置工事 | V2H機器の設置工事を完了させる | 工事完了後に次へ進む |
| ③ クマPAY登録 | 申請者本人がクマPAY会員登録を完了 | LINE「クマぶら」内で登録 |
| ④ 交付申請書の提出 | 必要書類をそろえて環境政策課へ提出 | 申請書・領収金額証明書など |
| ⑤ 交付決定通知 | 申請受付の翌月、交付決定通知書が届く | 市からの通知を待つ |
| ⑥ クマPAYへ付与 | 申請者のクマPAYアプリ残高に補助金が付与 | アプリ内残高を確認 |
申請期限は令和9年3月31日までですが、予算に達した時点で受付終了となるため、設置後はできるだけ早く申請するのが確実です。なお、申請受付の翌月に交付決定通知が届く運用となっており、結果が出るまでに時間差がある点は把握しておきましょう。
申請方法は3通り
熊谷市は次の3つの方法から選んで申請できます。
- 電子申請:熊谷市電子申請・届出サービスから提出(申請者本人のみ。代理申請は不可)
- 郵送:江南庁舎2階の環境政策課宛に郵送(代理提出可)
- 窓口持参:江南庁舎2階の環境政策課に直接持参(代理提出可)
📍 申請窓口
熊谷市 環境部 環境政策課(江南庁舎2階)
〒360-0192 熊谷市江南中央一丁目1番地
電話:048-536-1547(直通)
FAX:048-536-2009
⚠️ 本庁舎・大里庁舎・妻沼庁舎では受付していません。窓口で直接提出する場合は、必ず江南庁舎2階の環境政策課まで足を運ぶ必要があります。市役所本庁舎(宮町)に行っても受付してもらえないので注意しましょう。窓口に行きにくい方は、電子申請または郵送が便利です。
必要書類のチェックリスト
熊谷市の申請は事後申請型なので、提出は1回で完了します。設置工事が終わってから次の書類をそろえて提出しましょう。
- 熊谷市電気自動車充給電設備設置費補助金交付申請書(兼請求書)(様式第1号)
- 設置日及び領収金額(支払)証明書(様式第2号)
- 電気自動車充給電設備設置及び補助金申請同意書(様式第3号):住宅が共有または申請者以外の所有の場合のみ
- その他市長が必要と認める書類
申請書にはクマPAYカード番号(16桁)と登録電話番号の記入欄があり、誤った番号を記入すると別の方に補助金が付与されてしまうおそれがあります。一度誤って付与された場合は再付与ができないため、記入時はカード番号と電話番号を必ず複数回確認しましょう。
領収金額証明書(様式第2号)は、機器代と工事費の内訳が分かる形式で、業者に作成してもらう書類です。見積もり段階から「補助金申請に使うので、内訳がわかる証明書を発行してほしい」と業者に伝えておくとスムーズです。
予算超過時は受付終了(先着順)
熊谷市の補助金は申請書の受付順に審査・交付決定される先着順方式です。年度途中であっても、予算額に達した時点で受付が終了となります。
越谷市のように抽選になることはありませんが、人気の高い補助金は年度後半に予算が枯渇することもあります。設置工事を予定している方は、工事完了後に書類が整い次第、できるだけ早めに申請を済ませるのが確実です。
田中健太
鈴木さおり国のCEV補助金との併用について
V2Hの補助金は、国の補助金と自治体の補助金を組み合わせて受けられるのが大きな魅力です。熊谷市の制度も国のCEV補助金との併用が可能なので、上手に活用すれば自己負担を大きく減らせます。
国+市の補助金は併用可能
国のCEV補助金(V2H充放電設備に対し最大65万円)と熊谷市の補助金(最大5万円)は、それぞれ別の制度として申請でき、両方の補助を同時に受けられます。
| 補助金の種類 | V2Hの上限額 |
|---|---|
| 国のCEV補助金 | 最大65万円(個人宅) |
| 熊谷市の補助金 | 最大5万円(クマPAY) |
| 合計(条件をすべて満たした場合の最大値) | 最大70万円 |
合計70万円の支援を受けられれば、V2H機器代と工事費の合計130万円のうち約半分をカバーできる計算です。市の補助は5万円と他市と比べてやや少なめですが、国のCEV補助金と組み合わせることで自己負担を大きく圧縮できます。
ただし、市の5万円は現金ではなくクマPAYで交付されるため、実質的な「現金部分」の負担軽減効果は国のCEV補助金が中心になります。市内で日常的に買い物をする方なら使い道に困ることは少ないですが、生活圏が市外中心の方はクマPAYの活用シーンを意識して検討しましょう。
CEV補助金との順序関係に注意
熊谷市と国のCEV補助金を併用する際に押さえておきたいのが、申請の順序ルールが両制度で異なる点です。
- 熊谷市:設置完了後に申請する事後申請型
- 国のCEV補助金:交付決定後に発注・着工する事前申請型
国のCEV補助金は「交付決定後の発注・着工」が必須ルールなので、これを基準にスケジュールを組む必要があります。具体的には次の流れになります。
- 業者から見積もりを取得(契約はまだ)
- 国のCEV補助金に申請
- CEV補助金の交付決定を受け取る
- 業者と契約・購入・設置工事
- 熊谷市に補助金申請(領収書を添えて)
- 両方の交付決定後、それぞれの方法で補助金を受領
CEV補助金は公募期間が1〜2か月程度と短く、申請開始と同時に動かないと間に合わないケースが多いです。令和7年度は2025年7月25日〜9月末で受付終了しており、令和8年度のV2H分は2026年5月時点では公式発表待ちです。利用したい方は業者選定と書類準備を早めに整えておきましょう。
👉 国のCEV補助金の詳細は「国のCEV補助金とは?申請方法をわかりやすく解説」で詳しく紹介しています。
👉 補助金の併用ルール全般については「国と市町村のV2H補助金は併用できる?」で詳しく解説しています。
補助金を活用したV2H導入費用のイメージ
補助金額がわかったところで、実際の自己負担額がどれくらいになるかを見てみましょう。V2Hの導入費用は機器代と工事費を合わせて、相場としては80〜200万円と幅があります。
費用と補助金の差し引きシミュレーション
標準的な構成(スタンダードモデルのV2H+標準工事)で試算すると、以下のようになります。なお、これは国のCEV補助金が満額交付され、かつ熊谷市の補助金が交付された場合の最大値です。
| 項目 | 金額の目安 |
|---|---|
| V2H機器本体(スタンダードモデル) | 約100万円 |
| 標準的な設置工事費 | 約30万円 |
| 導入費用合計 | 約130万円 |
| 国のCEV補助金(条件を満たした場合) | ▲約60万円 |
| 熊谷市の補助金(クマPAY交付) | ▲5万円 |
| 最終的な自己負担 | 約65万円 |
つまり国と市の補助金をフル活用できれば、導入費用の半分をカバーできる計算です。ただし熊谷市の5万円分はクマPAY(市内加盟店限定の電子マネー)での交付なので、実際の現金支出を減らす効果があるのは国のCEV補助金が中心となります。
👉 費用相場の詳しい解説は「V2H導入にかかる費用の相場」をご覧ください。
業者によって総額に30万円以上の差が出ることも
同じV2H機器であっても、依頼する業者によって総額に30万円以上の差が出ることは珍しくありません。これは仕入れルートや工事費の積算方法、補助金申請代行の有無などが業者ごとに異なるためです。
熊谷市の補助金は5万円ですが、業者選びを間違えると30万円以上の差になることもあります。市の補助金で得した分を業者の見積もりで失ってしまわないよう、必ず複数の業者から見積もりを取って比較することが大切です。
田中健太
鈴木さおり申請前に知っておきたい注意点
最後に、申請前に押さえておきたい注意点を3つ紹介します。
クマPAYの使い道は市内加盟店に限定される
熊谷市の補助金は地域電子マネー「クマPAY」で交付されるため、現金として引き出すことや市外での利用はできません。スーパー・飲食店・ガソリンスタンドなど市内のクマPAY加盟店でのみ利用可能です。
ふだんから熊谷市内で買い物をする方であれば日常生活に組み込みやすい一方、生活圏が市外中心の方や近々市外に転居予定の方は、5万円の使い道が限られる点を理解したうえで申請しましょう。利用条件の詳細は公式サイトやクマPAY加盟店一覧で確認のうえ、計画的に活用するのが確実です。
管理年数6年以内の処分はNG
補助金を受けてV2H機器を導入した場合、管理年数(6年)以上の使用が義務付けられています。期間内に機器を処分(売却・廃棄など)した場合は、補助金の返還を求められる可能性があります。
V2H機器のメーカー設計寿命は10〜15年程度とされていますので、長期使用を前提に検討すれば管理年数の縛りで困ることは基本的にありません。ただし、近い将来に住み替えや建て替えを予定している方は、申請前にスケジュールを整理しておきましょう。
情報は必ず公式サイトで最終確認を
このページで紹介した内容は2026年5月時点の公式情報にもとづくものです。年度途中で予算消化が早まるケースや、運用上の細かい変更が発生する可能性があります。導入前には必ず以下の熊谷市公式サイトで最新情報をご確認ください。
→ 令和8年度電気自動車充給電設備(V2H)設置費補助金(熊谷市公式)
まとめ:熊谷市民はクマPAY登録の事前準備+相見積もりがカギ
熊谷市のV2H補助金のポイントを整理します。
- 補助上限額:補助対象経費の5%・上限5万円。地域電子マネー「クマPAY」で交付
- 最重要ポイント:補助金は現金ではなくクマPAYで交付され、市内加盟店でのみ利用可能
- 対象者:市内に住民登録があり、市税の滞納がない個人。1世帯1回限り
- 事前準備:申請前にLINE「クマぶら」でクマPAY会員登録を完了しておく
- 申請方法:電子申請・郵送・窓口持参の3通り。窓口は江南庁舎のみ(本庁舎では受付不可)
- 申請のタイミング:設置完了後の事後申請型。期限は令和9年3月31日(先着順・予算消化次第終了)
- 国のCEV補助金との併用:可能。合計最大70万円の支援が見込める
- 注意点:管理年数6年以上の使用義務、クマPAYは市内加盟店限定での利用
熊谷市の補助金は事後申請型のため、業者とのスケジュール調整は他市より柔軟に進められます。一方で補助額は5万円と他市と比べて控えめなので、補助金を頼りにするより国のCEV補助金(最大65万円)と業者選びによるコスト圧縮が、自己負担を減らす本筋になります。
そして補助金以上にインパクトが大きいのが業者選びによる価格差です。同じV2H機器でも業者によって総額に30万円以上の差が出ることは珍しくないため、必ず複数社から見積もりを取って比較することを忘れずに。「補助金で得したつもりが、業者選びで損していた」とならないよう、見積もり取得を後回しにしないことが大切です。
