このページの情報について
このページは令和8年度(2026年度)の「春日部市個人住宅における太陽光発電設備・蓄電池設置補助金」と埼玉県・国の制度をもとに作成しています(2026年10月8日に各公式サイトで確認)。
春日部市の補助金は受付中(交付申請は12月28日必着・先着順)です。予算の残りは9,444,000円です(令和8年10月9日時点・個人と企業の合算・市公式)。
最新情報は必ず公式サイトでご確認ください。
→ 令和8年度 太陽光発電設備・蓄電池設置補助金(春日部市公式)
春日部市は太陽光が1kWあたり7万円(上限35万円)と、県内でも大きな補助が出ます。ただし国のFIT(固定価格買取)を使わないことが条件で、工事の前に申請します。蓄電池は太陽光と同時に付ける場合に1kWh(kWhは電気の量の単位)あたり4万円(上限20万円)です。
結論:春日部市は太陽光と蓄電池で最大55万円。ただし非FITが条件
春日部市で太陽光に関係する補助は、春日部市・埼玉県・国の3つです。
春日部市の補助金:太陽光と蓄電池(V2Hは対象外)
春日部市の補助金は工事の前に申請し、交付決定(補助金を出すという決定)を受けてから着工します。戸建てなら既存住宅でも新築でも申請できます(集合住宅は対象外)。
| 設備 | 重点区域以外 | 重点区域 | 主な条件 |
|---|---|---|---|
| 太陽光 | 1kWあたり7万円(上限35万円) | 1kWあたり9万円(上限45万円) | FIT・FIPの認定を受けない。発電した電気の30%以上を自宅で使う |
| 蓄電池 | 1kWhあたり4万円(上限20万円) | 1kWhあたり4万円(上限24万円) | 非FITの太陽光と同時に新設する場合のみ(蓄電池だけは不可) |
重点区域は、春日部駅と北春日部駅の周辺の一部です(粕壁・八木崎町・粕壁東・中央・南一丁目・梅田本町二丁目・梅田三丁目・栄町三丁目と、北春日部駅周辺の区画整理事業の区域)。補助金の額が補助対象経費の3分の1を上回る場合は3分の1までです。
V2Hは市の補助の対象外です。リースやPPA(初期費用0円の電力契約)で設置するものも対象外です。
「非FIT」が条件なので、売電の考え方が変わる
春日部市の補助金は国の交付金(地域脱炭素移行・再エネ推進交付金)が財源のため、FITの認定を受けない太陽光が条件です。FITの買取価格(4年間24円)は使えないと考えてください。余った電気は売れますが、FITより安い価格になります。
設置後は「任意の連続する3か月」の自家消費の割合(発電した電気のうち自宅で使った割合)を市に報告し、30%以上であることを示します(2026年8月8日から報告期間が変わりました)。下回ると返還を求められることがあります。
埼玉県・国の補助との併用
市は、国の補助事業や国のお金を財源にするほかの自治体の補助金、埼玉県の太陽光の補助、国の「みらいエコ住宅2026事業」などとは併用できないとしています。
埼玉県の蓄電池の補助(10万円)は、県の窓口(環境ネットワーク埼玉)のよくある質問で市町村の補助と併用できるとされ(市の補助額を差し引いた額が県の対象経費)、市も「蓄電池については併用の可能もあります」として、県への確認を案内しています。既存住宅のみ・交付決定後に着工などの条件があるので、申請前に県と市に確認してください。県の制度は埼玉県公式の補助金ページで確認できます。県内40市の蓄電池の補助は埼玉県の蓄電池補助金の一覧で比べられます。
国の蓄電池の補助(DR補助金)とV2Hの補助(CEV補助金)は、どちらも2026年度分の受付を終えており、次回は未発表です。
田中健太
鈴木さおり組み合わせ別の補助額と自己負担の目安
太陽光5kW・蓄電池10kWhの場合を、重点区域以外の市の補助だけで計算しました。県の蓄電池の補助(10万円)は条件があるため含めていませんが、条件に合えば上乗せになる可能性があります。
費用は国の資料の平均値からの目安です(太陽光は既存住宅で1kWあたり約30万円、蓄電池は10kWhで約120〜220万円、V2Hは機器と工事で130〜200万円)。
| 組み合わせ | 費用の目安 | 春日部市の補助 | 自己負担の目安 |
|---|---|---|---|
| 太陽光5kWだけ | 約150万円 | 35万円 | 約115万円 |
| 太陽光5kW+蓄電池10kWh | 約270〜370万円 | 最大55万円 | 約215〜315万円 |
| 太陽光5kW+V2H | 約280〜350万円 | 最大35万円(V2Hは対象外) | 約245〜315万円 |
重点区域なら、太陽光と蓄電池で最大69万円です。V2Hは国のCEV補助金を使えれば自己負担が約45〜80万円まで下がりますが、2026年度は受付終了です。電気自動車(EV)を持っているなら、EVを蓄電池代わりに使えるV2Hも選択肢です。選び方はV2Hと蓄電池の違いの解説で比べています。
申請は工事の前。交付申請は12月28日必着
交付決定の前に工事を始めると対象外です。申請から振込までの流れは次のとおりです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 交付申請 | 令和8年5月11日〜12月28日必着(工事予定日の前日まで)。電子申請のみ |
| 交付決定 | 申請からおおむね2〜3週間 |
| 実績報告 | 工事と支払いの後、令和9年2月19日必着(過ぎると交付されない) |
| 振込 | 実績報告からおおむね4週間〜1か月 |
| 予算 | 49,654,000円のうち残り9,444,000円(令和8年10月9日時点・個人と企業の合算) |
先着順で、予算に達した時点で受付が終わります。年度をまたぐ契約や工事は対象外なので、年内に申請し、2月までに工事と報告を終える日程で業者と相談しましょう。同様の制度は令和8年度を含めて残り3年と案内されています。
補助より大きいのは「自家消費」で浮く電気代
春日部市の補助は非FITが条件なので、太陽光の価値は「自宅で使う」ことで出ます。電力会社から買う電気は1kWhあたり約40円(東京電力スマートライフの昼の単価+再エネ賦課金)です。
蓄電池やV2Hは、昼に余った電気を夕方以降に使うための設備です。太陽光とV2Hを組み合わせた節約額は、東京電力の公式単価(2026年10月時点)と往復効率(充放電で残る電気の割合)65〜70%で計算すると年約2.5〜5万円です。計算の前提はV2Hと太陽光発電の組み合わせで解説しています。
まとめ:春日部市は補助が大きいぶん条件も多い。工事の前に申請を
- 春日部市の太陽光は1kWあたり7万円(上限35万円)、重点区域は9万円(上限45万円)。蓄電池は1kWhあたり4万円(上限20万円・重点区域24万円)
- FITを使わず、自家消費30%以上が条件。蓄電池は太陽光と同時に新設する場合のみ。V2Hは対象外
- 工事の前に電子申請し、交付決定後に着工。交付申請は12月28日必着、実績報告(工事と支払いのあとに出す報告)は令和9年2月19日必着
- 県の太陽光の補助・国の補助とは併用できない。県の蓄電池の補助は申請前に県と市に確認を
- 予算の残りは9,444,000円(10月9日時点・個人と企業の合算)。先着順
春日部市の補助は、FITを使わない前提や自家消費の報告など、工事の計画と一体で考える必要があります。提案は業者で変わるため、複数社の見積もりを比べましょう。
春日部市でV2Hを考えている場合の、国のCEV補助金を中心にした考え方は春日部市のV2H補助金で紹介しています。
太陽光と蓄電池・V2Hの見積もりを比べるなら
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春日部市の補助を使う場合は、見積もりの段階で「非FITで自家消費30%以上の計画にしたい」「年内に申請し2月までに工事を終えたい」と伝えると、補助を前提にした提案を受けやすくなります。
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